ホームシアターを設置する上で、最も悩むのはスピーカーの配置です。
我が家の場合も、リビングでホームシアターを楽しんでいる為、スピーカーの配置には苦労しています。
このページでは、5.1ch/7.1ch等のマルチチャネル(サラウンド)スピーカーの基本的な配置方法について紹介したいと思います。
5.1chスピーカーの配置推奨例
スピーカー配置法の有名なものとして ITU勧告ITU-R BS.775-1 があります。
(ITUとは国際電気通信連合のことです)
1.前方3チャンネル(L,C,R)および後方2チャンネル(LS,RS)構成とし、各スピーカーはリスニングポイントから等距離、同一平面上(同じ高さ)に配置します。
2.LとRの見開き角度はリスニングポイントから見て60度にします。
3.LSとRSはリスニングポイントからCを基準に見て各々100度〜120度の見開き角度に設置します。
7.1chスピーカーの配置推奨例
上記 5.1ch のスピーカーに加え、さらに2本のバックサラウンドスピーカーが追加されます。
7.1chのスピーカー配置には、「ITU-R配置」の他、「THX配置」など多数の配置方法があります。
以下に、ドルビー社の推奨 7.1chスピーカー配置例を記載します。
まとめ
リビングなどでホームシアターを楽しむ場合、ITU-R勧告通りにスピーカーを配置するのは、なかなか難しいものです。
しかし飽くまでも推奨ですので、基本を踏まえつつ、部屋の状況(間取り/壁の状況(カーテン、ガラス等)/家具の位置等)に合わせてスピーカーを配置したり、AVアンプなどで調整することにより、サラウンドを楽しむことは十分可能だと思います。
試行錯誤しながら、自分なりのホームシアターを作っていくのも一つの楽しみではないでしょうか。
■リアスピーカーの設置方法 のページもご参照ください。