対象のホームシアターセットは、ONKYO DHT-L1A(S)です。
初めて5.1chサラウンドを体験した時は、その臨場感に、それはもう感激したものです。
しかし、そこはやはり廉価版ホームシアターセット。
プロジェクターを購入し、大きなスクリーンで映画を観るようになってからは、物足りなさを感じるようになってきました。
いきなりAVアンプやスピーカー一式を揃えるのは経済的に厳しいので、なるべく手持ちの機器を活用して、現在のホームシアターセットをグレードアップします。
フロントスピーカーの交換
DHT-L1Aのフロントスピーカー(LR)を、10年近く前に購入した ONKYO のミニコンポのスピーカー D-202A に交換しました。
購入当時の D-202A の価格は、定価 \64,000(ペア)です。
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[ DHT-L1Aのスピーカー ]
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[ D-202A ]
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[ スピーカーの大きさ比較 ]
スピーカー交換後、早速「スター・ウォーズ/エピソード1」を視聴します。
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全然違う。
フロントスピーカーを交換しただけでこんなに違うなんて!
全体的に透明感が増し、一つひとつの音がクリアに聞こえるようになりました。
また、高域の音もしっかり出るようになったようです。
逆に言うと、シアターセットのスピーカーの音ってこんなにこもっていたんですねぇ・・・
センタースピーカーの交換
フロントスピーカーを交換して、フロントの効果音は大変良くなったのですが、困った事に今度はセンタースピーカーの音が沈んでしまいました。
派手な効果音を鳴らしている映画では、セリフが大変聞き取り難いです。
そこで、センタースピーカーの交換を検討することにしました。
再利用できるスピーカーが無いので、新規に購入する事にします。
フロント2本とグレードや音質があまり変わらないものを選択します。
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[ D-407C(D)斜め上より ]
今回は、同一メーカーのスピーカー(ONKYO D-407C(D))を購入しました。
実売価格は、\17,000〜\18,000です。
では、早速センタースピーカーの交換です。
視聴するDVDは、またまた「スター・ウォーズ/エピソード1」です。
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おぉっ、今度はしっかりとセリフが聞きとれる。
中域が広がり、全体の音のつながりも良くなりました。
これには満足(^o^) コストパフォーマンスもなかなか良いのではないでしょうか。
まとめ
廉価版ホームシアターセットは、やはり入門機。
価格なりの音です。
しかし、フロント/センタースピーカーを交換するだけで、その音場は劇的に変化します。
もし廉価版ホームシアターセットの音に満足できなくなったら、フロント/センタースピーカーの交換を検討してみては如何でしょうか。
スピーカーを交換することで、より満足できるホームシアターへグレードアップすることができます。
単品のAVアンプやスピーカーを揃えるまでの繋ぎとしては、十分に満足できるシステムと成り得ます。