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サウンドスクリーンを試してみる

シアターハウスさんからテスト機を貸して頂いて、以前から気になっていたサウンドスクリーンを試してみました。
ちなみに、サウンドスクリーンとは映画館のように音が抜けるよう生地に無数の穴があいているスクリーンのことです。

サウンドスクリーンを間近に観察する

スクリーンの表面を観察してみると針で開けたような小さな穴が不規則に開いています。
少し離れてみるとスクリーンの後ろが透けて見えます。

  • [ サウンドスクリーンには無数の穴が・・・ ]
    サウンドスクリーン

ちなみに、お借りした生地の表面はホワイトマットタイプで、裏面は遮光目的でアルミがコーティングされています。

映像はどうなる?

それでは早速このサウンドスクリーンを使って、プロジェクターから投射してみます。
下の画像は通常のスクリーンとサウンドスクリーンの画面比較です。
どちらもシアターハウス社製です。
写真は、DVD「ナショナル・トレジャー」のワンシーンを、Nikon D-50 + 望遠レンズを使って撮影しています。

  • [ 通常のスクリーンの映像 ]
    通常のスクリーンの映像
    画像クリックで拡大(2.2MB)
  • [ サウンドスクリーンの映像 ]
    サウンドスクリーンの映像
    画像クリックで拡大(2.3MB)

拡大して比較してみると違いがわかりますね。
サウンドスクリーンは、穴が開いているために、通常のスクリーンと比べると明らかに精細感が劣ります。
また、特に白い大きな絵柄が映る時などは、これってモアレ?と感じるシーンがありました。
ただ、上記は通常のスクリーンと比較した上での感想なので、サウンドスクリーンだけ見たら、こんなものかと思ってあまり気にならないかもしれません。

音はどうなる?

次に、スクリーンの後ろにスピーカーを持っていき音の違いを確認してみます。
今ある通常のスクリーンの変わりにポンと置いて聴いてみると、少しこもった感じがします。
高音域が減衰してしまうのは避けられないようです。
ただ、これはAVアンプ側で高音域を強調してやれば気にならないレベルまで調整する事が可能です。
それよりもスクリーン上の役者の口から声がでる方が、映画を見る上ではグッと臨場感が増すので重要です。

サウンドスクリーンは買いか?

で、結局サウンドスクリーンは買いなのかと言われると、これが非常に微妙です。
だって、せっかくならできるだけ綺麗な映像で大画面を楽しみたいじゃないですか。
苦労して購入した機器やケーブルだって高価だし・・・
ただ我が家のように限られたスペースでホームシアターを楽しんでいる方は、設置面で有利なサウンドスクリーンは、一考の価値があります。
シアターハウスさんでは、送料のみの負担(\1,500)でサウンドスクリーンを貸してくれますので、一度試してみてはいかがでしょうか?

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